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2009年1月14日 (水)

音楽を題材にした韓国映画。

 年末から韓国映画を見続けている。20本近くになってしまったのだが、まだ見ていないものも10本程ある。ほとんどがまだ日本でのDVD発売がなく、英語字幕で見たので、「見たつもり」というところかも(笑)。

 なかでも「ブラボー・マイ・ライフ」「楽しい人生」「ここより何処かへ」が音楽を題材にした映画でちょっと良かった。「ブラボー・マイ・ライ フ」は1988年に「ハナ肇とクレイジーキャッツ」が全員で出演した最後の作品「会社物語」の完全リメイク。あの映画も良かったが、このブラボー・マイ・ ライフも韓国のサラリーマンの哀愁が漂った秀作。怪優ペク・ユンシク演じる部長は、昔、米軍やキャバレーでドラムを叩いていたが、間もなく会社を定年退職 になる。その記念に会社の後輩たちがコンサートを開くという内容で、まったく会社物語と同じ。会社物語ではジャズバンドだったが、こちらの映画ではロック バンド。マネージャー役の女子社員には「スキャンダル」「春のワルツ」に出ていたイ・ソヨン。

 そして同じような題材の「楽しい人生」は、学生時代に「活火山」というバンドを組んでいたが、コンテストで3年連続で落ちてしまい解散した後、 リーダーで唯一プロになったギタリストの死によってまた集まり、バンドを結成する中年男達の話。韓国版の「オヤジバンド」の話なのだが、この映画は滅茶苦 茶に楽しい。リストラされた銀行員にはチョン・ジニョン。そして死んだギタリストの息子で、ボーカルを担当する事になる唯一の若者にチャン・グンソク。ド ラムの妻子をカナダに留学させている中古車屋には、名脇役のキム・サンホ。この人は後半のエピソードで魅せられます。ベースは出来の良い息子たちの教育費 を、宅配便や運転代行をやって必死に稼ぐキム・ユンソクは、「追撃者」でも凄い演技を見せたけど、この映画でもしっかり役をこなしている。中年男達がまた かっての情熱を取り戻すという話だが、この映画には五つ星をあげたくなるくらい楽しい。また演奏も吹き替えなしでやっているのが凄い。

 そして、見事なくらい「低予算」で撮られた「ここよりどこかへ」は、思わぬ見つけものだった。大学を卒業後も無職のスヨンはリバプールに音楽留 学したいと思っているが、母親に留学の費用は出せないといわれて、家を飛び出して軍務を終えて復学したばかりのドンホの所に転がり込む。ドンホと2人でバ ンドを組むことになるが、自分の夢とかけ離れた現実に折り合いを付けることが出来ずに、自分の居場所も見つけられず周りと自分を傷つけてしまう。まだ映画 3本目のスヨン演じるチャ・スヨンは良い女優です。他に「美しい」と「永遠の魂」に出ているが、全く違う役を上手く演じているのには驚いた。この人は第二 のチョン・ジヒョンと言われているらしいが、雰囲気的には8月のクリスマスのシム・ウナに似ている感じがする。「美しい」はあまり好きな映画ではなかった が、「永遠の魂」は少しミステリアスな不思議な映画。この「ここよりどこかへ」は、チャンスさえあればと「何となく憧れる」若者の姿を捉えた秀作です。そういえば、コンテストに出ているバンドに、「ヨジョと小規模アカシアバンド」がいたのには驚いた。

 そして、映画とは関係ないけど、年末から気になっているイスラエルのガザ攻撃について、現状が詳しく解るブログ「DAYSから視る日々」を、私のブログにリンクさせましたので、是非ご覧ください。

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