チョコレートファイター
韓国の映画の話しばかりを書いているが、たまには他のアジアの国の映画の話しを書こう。タイとかシンガポール、ベトナム、カンボジアにフィリピンなどの国々では、まだまだ映画が娯楽の中心にあり、粗製濫造の感は免れないが、時には結構面白い映画に当たる。でも、日本では映画祭など以外では、見る機会が少ないのが残念。でも、今回書くタイ映画「チョコレート・ファイター」は、日本でただいま上映中。
ネットで予告編を眺めて、この「チョコレート・ファイター」を知ったのだが、カンフー・アクション映画に興味を持たない私としては、この映画に期待はしていなかった。でも、結構評判が良いのでつい見てしまったのだが、とにかく楽しめるということで、内容を重視をしない方にはお勧め(笑)。
日本のヤクザのマサシは、タイでの仕事中にタイの女性シンと知り合い愛し合う。しかし、その女性はマフィアの愛人だったことから、命を狙われ、シンはマサシを日本に帰し、二人の間に生まれた女の子ゼンを一人で育てるが、その子は自閉症だった。マフィアから逃れる為に引っ越しした先で、孤児の少年を家に招き入れ家族は3人になる。ゼンは自閉症ながら先天的に機敏な運動能力を備えており、ムエタイやカンフーの技を見ただけで自分のものに出来、それを生かしての大道芸で少年と金を稼ぐが、母親のシンは病気になってしまう。ゼンと少年は入院費を稼ぐために、母のシンが以前金を貸していた相手を訪ねて追い返されてしまうが、相手を持ち前の格闘技の技で倒して金を奪い返す。その後順調に金を回収していくが、それでマフィア達に存在を知られる事になり、母シンと自分を守るために壮絶な闘いを始める。
少女ゼンに映画初出演のジージャーことヤーニン・ウィサミタナン。ジージャーは愛称のようです。母親シンにはソム・アラマー・シリポン。タイで大変な人気のタレントらしいです。さらに日本人ヤクザには阿部寛。そしてマフィアのボスはポンハット・ワチラバンジョン。この人もタイの人気タレント。この映画の面白さは、ストリーよりも、少女ゼンの格闘シーン(笑)。とにかく強い!そしてコマネズミのように動き回る。10代に見えるが1984年生まれとか。テコンドーのインストラクターで強化選手に選ばれたりもしたが、高校3年の時にアクション映画のオーディションを受けて目にとまり、4年の訓練を受けてこの映画の主役になったそうだが、この映画では実はワイヤーアクションが一切無い。全部生身で飛んだり、蹴ったり、建物から落ちたりと凄まじいアクションが続くが、全部実写。だから少しワイヤーアクションに比べてスピード感が落ちるが、でも見応えは充分にある。最後のマフィアのボスを倒すまでのシーンだけでも充分に楽しめる。さすがにタイ映画で、釘が刺さったりという痛いシーンには多少退いてしまうが、娯楽アクションとしてはとにかく楽しめる。ただしストリーの緻密さは全然ないので、B級娯楽作品!と断言はできるが、中だるみなしに最後まで行ってしまうので楽しむというだけの目的には最適(笑)。
この映画のキャッチコピーは「史上最強美少女誕生!ノンストップの生傷アクション!」だが、その通り。最後のエンドロールでこの映画の舞台裏が流れるが、かなりの負傷者が出たようだ。回し蹴りが当たった相手は、暫く倒れたままだったし、3階から落ちたスタントマンは入院したようだしなぁ。





最近のコメント